背景
夫の父親は鬼籍に入っているが、未だに夫の家族は母親を中心とした強い絆で繋がっている。
8人兄弟の末っ子の夫は、もう45歳だというのにまだまだ兄弟に可愛がられていて、兄姉と電話しない日はないんじゃないかと思うくらい日々兄姉の誰かと連絡を取っている。自分も5人兄弟なのだが、そういう習慣がないので未だ慣れない。仲良きことは美しきかなとは思うが、正直それによって私に面倒事が舞い込む率が高い。
兄弟が助け合って。。。とは聞こえはいいが、喜びよりは苦労が分け合われおり、三人で淡々と生活しているはずの我が家には予想外の面倒事が増えて損な気分になる。もちろん助かるときもある。結婚したら夫の家族に合わせるのは当然だとも思っていたし。
しかし我が家は夫婦で働き、自由と平等と愛でお互い巧みにバランスを取りながら家庭を運営していると思っている。片方(だいたい私)が負担を感じると、バランスが崩れるのは必然で、それを正そうとして夫婦会議で交渉することになる。我が家(私)にとっては夫の家族は正直ネガティブな存在なのである。
そもそも大人数の兄姉で情報共有することによって、問題が複雑化していくのを何度も見ている。先ずはそれぞれ自分の家族内で解決する努力をした方がいいと思う。大人数は問題を複雑化させる。
そういうわけで私は義兄姉と電話している夫を見るのが好きではない。その気配を感じるのも。夫の実家に夫婦で月1回は帰るが、本当に行きたくないといつも思っている。
しかし、それは何故なんだろう。なぜ私は結婚して夫の家族を優先しなければならないと思ってきたのだろう。ここ数年その不自然さに違和感を持ち、図書館に”家族””家制度””家父長”系の本が入るたびにそれらを手に取っている。
昔人間がもうちょっと奔放だった時代、女性が身ごもった時、どの男性の子供かということよりもはっきりしているのは誰が生んだか。そういう意味で女系社会が必然だった種族もあったようだ。ただ、文明が進み、法制度が確立し、男性が女性を支配する社会が可能になった。
男性の優位性とは?なぜ男系?なぜどちらかに寄せる必要があるのだろう。もちろん女性の家に男性が入ることもあるが。
しかしどれだけその起源を探ろうと現在が変わるわけではない。理由が分かったところで、ロジックを手に入れて夫をねじ伏せたいわけではないし。これは家父長制の問題ではなく、私の問題なのだから。
一旦 リセットする
最近私は、そういったことを私生活から分離できず精神的に参っていた。私とは関係のない問題が頭から離れず、本当に考えすぎていたと思う。起きてくる問題に文句をいいつつ仕方ないかと諦めてだましだましやってきた。あまりにも少しずつ少しずつ弱ってきたので、自分でどのくらい弱っているのか分かっていなかった。
そして突然崩壊してしまったのだと思う。何をしていても虚しくて涙が出る。鬱々した気持ち。。。鬱!やば!更年期かな。。。
夫にも相談して(夫もびっくり)、とにかく思っていたことを全部言って、それもストレスだったけど、全部言った。こんなに全部言ったら離婚されてしまうかなと思ったけど、私が嫌に思っていたこと、本気で嫌だと思っていることを全部言った。
そうしたら夫が、私にやってくる実家に関わる全てを断ろうと言ってくれました。私は、初めて実家より私が優先されたような気がして、本当に嬉しかったです。あー。私が欲しかったのはこれかもしれないと思って。
私(嫁)が優先されないなら、家族でいる意味はないと思うから。もう少しも我慢したくない。嫌な事したくない。少なくとも今は物理的に離れないと優しくいられない。